私流 本の読み方
皆さん、こんにちは。
塾長の江田です。
私は前にもお話しした通り、読書を計画的にやっておりまして、読むだけで終わりでは大変な徒労なので、どうにかして少しでも記憶に残すために工夫して読んでいます。
読書術はSQ3R法やSQ4R法なんかが有名で効果が確認されていますので、ご参考にしてみてください。
(分からない方は是非調べてみてください!)
ただ、SQ4R法の完全版を本格的に使っていくと面倒になり、読書意欲まで失ってしまうので、日常的に完全版を使うのはどうなのかなと思う次第です。
なので自分が使っている簡単な方法をご紹介しておきます。
読書前にすること
本を買ったり借りたりする前段階の話ですが、本を手に取って目次を見るのは必須です。
(偶然の出会いを期待するなら適当で良いですが。)
だいたい本のタイトルで自分が欲しい情報と関連があるかどうかは判断しているはずなので、目次で話の展開を予想します。
自分の知っている関連情報がありそうなら、ぼんやり思い出してみてください。
読みながらすること
私は本を読む時、常に理屈で納得いくかどうか、反論はできないか、自分の知っている情報と同じことは何か、ということを考えながら読んでいます。
昔現代文の先生で、評論文は自分の考えを捨てて頭を真っ白にして筆者の言うことに集中するんだ!という主張をしていた方がいたのですが、完全におかしな読み方だと思います。
そもそも私たちってそれほど機械的に読むことはできないんですよ。
同じ文章でも、どこが印象深いかというのは、やっぱり人それぞれになってしまうものですから。
だから内容を誤解してはまずいのですが、文章に思う存分、自身の知識や考えをぶつけて読んでいって良いのです。
結構記憶に残ると思いますよ。
またメモは必ず取るようにしています。
iPadを肌身離さず持っているので、だいたい読んだ内容をメモします。
メモのコツは「書き過ぎず、足りなさ過ぎず」です。
どういうことかというと、メモを読み返した時に、単に同じ内容を繰り返して読むだけにしたくないからです。
多くの研究で記憶に良いのはテストのような思い出す練習だと実証されており、メモ書きも多少のテスト要素を残していいます。
例えば自分のメモを読み返すと、ページ数の情報と「修道女 楽観的 寿命」とだけ書いてあります。
これは修道女の日記で楽観的な人と、悲観的な人を分けたときに、楽観的な人の方が寿命が長いことが分かったという研究の内容のメモです。
このようにメモ書きを読んで、どんな内容だったか復元できるかを自分自身に試しているんです。
もし復元できない場合は、ページ数情報も残っているので、すぐに答えを探しに行けます。
読んだ後にすること
一度に全部読まないことが多いので(集中力がなさすぎて)、区切りがついたらその都度大事なこと、人に話したい・伝えたいことは何かについて頭の中でまとめるようにしています。
人に話したい内容を考えたら、実際に人に話してみることをおすすめします。
アウトプットの練習にもなりますし、読む際に人に話すことを前提にしていると、もっと分かりやすい表現はないか?つまりどういうことだ?実際の生活に役に立つことは?疑問・反論はないか?など色んな角度から読むことになるので、理解度も高まるんです。
メモはとても簡単に書いてあると復習も楽です。
文章で書いてあるとどうしても読む時間もかかりますので。
というわけで、私が本を読む際に実際にやっていることの一部をご紹介しました。
読書は受動的に行うと案外頭に残らないので、アクティブに読んでみる方が断然良いです。
他にも色んな良い方法があると思いますので、自分なりにアレンジして読んでみてくださいね。