メタ認知を鍛えながら勉強できるシンプルな方法

皆さん、こんにちは。

塾長の江田です。

皆さんは「メタ認知能力」って知っていますか?

メタ認知能力とは、現在では医者やパイロットなど特殊なスキルが要求される仕事分野で必要とされるといわれている能力ですが、将来どの職業に就くとしても、これからの社会を生きていくために大切だとされている能力です。

教育界でも随分前からメタ認知能力についての研究が始まっており、能力を開花させるための教育法を導入しようとしています。(しかし、先進国の中では我が国はこの分野の研究と導入に大幅な遅れをとっています・・・)

今回はメタ認知能力の簡単な説明と自分でもできる鍛え方について書いていこうと思います。

メタ認知能力と学習

メタ認知能力は学習において重要な能力で、「自分のことを把握できる能力」といわれています。

自分の学習の弱点や課題、進捗がわかる→弱点克服のためのアクションが自然ととれることで適切な学習ペースがわかる→成績が向上する

というように、成績向上のためには避けては通れないプロセスを踏むための前提となる能力なわけです。
自分の思考をモニタリングできるようになれば、ケアレスミスも軽減できる効果があるかもしれません。

今すぐできるメタ認知能力の鍛え方

とはいっても中高生でメタ認知能力を発揮するのはかなり難しく、本人が高いメタ認知能力を生まれ持って備えていない場合、よく生徒の行動、理解度を観察してくれている良い先生がいないと自分自身のことをちゃんと理解するのはやれと言われても無理なことです。
今度のテストでは80点以上は堅いだろうと思っていても、蓋を開けてみたら60点で平均点すら怪しかったというような事は誰しも経験があるんじゃないかと思いますが、このように人間は自分の能力に関してはポジティブな幻想を抱いてしまうという性質上の問題もあるんで要注意です。(自分にも戒め)

では、元々メタ認知能力が高くない場合は諦めるしかないのかといったらそういうわけでもなく、訓練で鍛えられる可能性はあります。
また、メタ認知を助ける客観的なデータを使ったりして学習を進めていくこともできます。

今回は簡単にメタ認知を刺激するような学習法について記しておこうと思います。

 手順

  1. 数学でも英語でも、問題にさっと目を通す。
  2. それぞれの問題の自信度を記入。(どれくらい解ける自身があるか)80%とか百分率でもよいし、○×△、ABC(DE)などでも良い。
  3. 実際に解いてみる。
  4. 自信度との差を噛み締めながら(笑)、正解だったのか不正解だったのか、また不正解ならなぜ間違ったのかフィードバックを得る。(結果も%や○などで記録しておく)

これだけです。

もうとっくにやっている!というのであれば、それは意味がある行動ですよということで(笑)

そういえば、私が中学生の時の社会の先生が、予想点を申告して結果と合致していれば1点プラスみたいなことをやっていましたっけ。
ギャンブルみたいなことで成績をつけるのは感心はしないれども、自分が何点取れているのか予想して、それと差がどれほどあったのかを知ること自体は悪くなかったのかも。

弊塾でも改めてメタ認知を刺激するような指導を徹底しないといけないなと思った次第でありました。

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